第1回コラム:糖質制限の仕方~まずは始めよう!

三島学先生
糖質制限食コラム
子供の糖質制限

第1回コラム
糖質制限の仕方~まずは始めよう!

私が糖質制限を始めたのは、2011年の9月からですから、もう7年になります。2型糖尿病を治したいと思い、何かよい方法はないかと探していて江部康二先生の糖質制限に出会いました。すると、わずか1ヶ月で、肝機能がすべて改善し、糖尿病の数値もどんどんよくなりました。今は、糖質を摂らなければ普通の人です。

一日13時間以上の指導、年中無休でも風邪ひとつ引かない私をまねて、塾生たちも糖質制限を始めたところ、眠気がなく、頭がすっきりするので、成績がどんどん上がりました。そのことを伝えようと、本を出したりTVに出たりしたので、学習障害、不登校のお子さんも集まって来ました。小学生から社会人まで、東大、京大、医学部受験などの生徒と同じ部屋で勉強をしていますが、3ヶ月ほどで普通に学校生活が行えるようになりました。

こんなにすばらしい糖質制限ですが、やり方を間違えたのでしょうか、「糖質制限は危険だ」とか、「子供に糖質制限をさせると低身長になる」と言う声も聞かれます。しかし、私の食事を摂っている生徒や、糖質制限を実践している親は、すこぶる健康になり、性格が穏やかになりました。驚いたことに、高校3年生でも身長が伸び始めました。そこで、正しい糖質制限を広めるために、こうして文を書き、メディアに出演し、全国を駆け回って講演をしていますが、反響は上々です。

じゃあ、やってみようという方のために、江部式糖質制限をご紹介しましょう。
目的に応じて、3つの方法があります。

1つめは「スーパー糖質制限食」で、朝・昼・夕とも主食なしです。ダイエット効果や生活習慣病などの予防効果がもっとも高いです。
2つめは「スタンダード糖質制限食」で、1日3食のうち1回の食事だけは主食を摂り、残りの2回については主食を抜きます。主食を摂るのは活動量の多い朝か昼がよいでしょう。
3つめの「プチ糖質制限食」は、1日3回の食事のうち、夕食だけ主食を抜くようにします。朝・昼は適量の糖質を摂れるので実行はかなりラクですが、効果は低くなります。

糖質を減らした分、たんぱく質、脂質をしっかり摂ってください。肉魚卵から食べ始め、最後に野菜(青菜類)を食べます。よく言われる、「食べる順番ダイエット」は、野菜から食べるので、途中でおなかが一杯になってしまい、栄養不足になるので気をつけましょう。

私は、2型糖尿病なので、スーパー糖質制限食です。仕事柄、一日一食を、仕事が終わった23時ごろ、焼酎(200ml)をお湯で割って3杯にしたものを飲み、肉、サラダを食べ、最後に卵2個のネギ入りスープでしめます。その日の気分で鶏、豚、牛、魚を選び、卵を含めて理想体重60kgの7.5倍である450gになるようにして食べています。

理想とする体重      (kg)× 7.5倍 = 肉 + 卵の量       g

もちろん、藤田紘一郎医師の「食後、胃腸を13時間空ける」という説を採ると、一日2食ということになりますが、普通に3食でも、胃腸の弱い人や、胃の小さい子供などは、5回、6回に分けて食べるのもいいと思います。

糖質制限をすると、どんないいことがあるのかについては、次回から、追々書いていきますが、私が「333…の法則」と名づけているように、食後3時間で、「眠気がない」ことに気づき、3日で、朝起きるのが楽になり、3週間で体が軽くなったのに気づきます。3ヶ月もすれば、周囲から「スリムになったね」と言われ、3年も続ければ、あなたは、「糖質制限の歩く広告塔」になれます。

それでは今日からでも糖質制限を始めてみましょう。次回のコラムまで30日あります。どんな変化が起こるか楽しみですね。同じ場所、同じ灯りの下で写真を撮っておくといいですね。

今月のお勧めレシピ:ハンバーグ

三島塾の塾生の人気NO1メニューはハンバーグです。

ハンバーグ

材料(2人分)

・ハンバーグ
牛豚合い挽き200g
玉ねぎ1/2個
卵3個 
※1個はつなぎ、2個は目玉焼き用
高野豆腐粉24g
塩4g
こしょう 少々
ナツメグ 少々

・ソース
料理用赤ワインまたは糖質ゼロ酒 大さじ1
バルサミコ酢 大さじ1
トマトケチャップ 大さじ1

・調理用
オリーブ油 大さじ2

・つけ合わせ
サラダ 適量
ソーセージ 28g×2~3本 
※九州食肉学問所の無添加ソーセージ
とろけるチーズ
※できるだけ、ナチュラルチーズを使います

作り方

1玉ねぎはみじん切りにする。半分は生のまま使う。残りはオリーブ油大さじ1を引いたフライパンで弱火でよく炒めます

2ボウルに2種のひき肉、卵1個、玉ねぎ、高野豆腐粉、塩、こしょう、ナツメグを入れ、よく混ぜ合わせます

3小判形に成型し、空気を抜いて、真ん中にくぼみを作り、オリーブ油大さじ1を引いたフライパンで焼き、火が通ったら火を止め、チーズを載せ、余熱で溶かします

43のフライパンの肉汁に、ソースの材料を加え、軽く煮詰めます

5別のフライパンで、ソーセージを焼き、わきで目玉焼きを作ります

6ハンバーグに4のソースをかけ、サラダ、目玉焼き、ソーセージを盛り付けます 

ポイント

玉ねぎを炒めたものと生のものを半々にすると、うまみと食感の両方が楽しめます

※忙しいお母さん、あるいはお留守番のお子さんにおすすめなのが、九州食肉学問所の「焼くだけハンバーグ」。無添加で安心なので私も塾生の食事によく使います。

学長の一言

尊敬する三島先生による連載が始まりました。
とても楽しみです。
私が糖質制限食を日々の食事に取り入れたのは2014年8月です。
三島先生とフェイスブックでお友達になったのがきっかけでした。
ですが最初はとても疑心暗鬼でした。
三島先生は塾で提供している塾生向けの糖質制限食を積極的にフェイスブックに投稿されていました。
私は「糖質」の意味すらわからず、「この人(三島先生)はいったい何を言ってるんだろう。うさんくさいなあ。」と思っていました。砂糖は減らしたほうがよいというのは直感的に理解できましたが、その「白米」、「パン」、「麺」、そして「ジャガイモ」などが「糖質」であるということにはとてもびっくりしました。
とはいえ、糖質制限食をにわかに信じることができず、一日3食、白米たっぷりの食生活を送っていました。 ものごころついてからずっと「日本人の主食は米」と教わってきたのですから。
32歳の誕生日を目前にした夏の日、身体に不調を覚えました。
これまでに経験したことのない不調でした。
朝なかなか起き上がることができず、一日中体がだるい。30分働いては、1時間休憩する。まったく力がでない。こんな状況が一週間ほど続きました。
「これはやばいな」
と感じました。
病院に行こうかなと思ったとき、三島先生が日頃から唱えていた「糖質制限食」が脳裏に浮かんできました。
「とりあえず肉屋だから肉を食べよう!白米とパンと麺はやめよう」
2日とたたないうちに、体調が元に戻りました。
その後、体重もみるみると落ちました(もともと太りすぎでしたから)
なによりも体力や集中力・持続力も20代のころよりも優れている感じがしました。
「ああ、この食事が自分にあっている」と実感したとともに、「なんでこうなったんだろう」という疑問がいくつも湧いてきました。
その疑問にも三島先生はいつもずばっとアドバイスをしてくれました。
この連載を通じて、これから糖質制限食を導入したい方への一助になれば幸いと考えています。

ご紹介いただいた食材

ケトジェニックミンチ 牛豚合挽きミンチ 400g

ケトジェニックミンチ 牛豚合挽きミンチ 400g
冷凍(小分け不可)

九州産 牛豚合挽きミンチ 250g

九州産 牛豚合挽きミンチ 250g

九州産 牛豚合挽きミンチ 250g

びたけん 大分県産大野ファーム三元交雑豚肉使用
無添加ロングウインナー 1パック(10本入り約280g)
(冷凍)

あとは焼くだけ 九州食肉学問所手作りハンバーグ 10枚セット(1枚150g) 冷凍半調理品 ステーキソース付き【73411A】

あとは焼くだけ 九州食肉学問所手作りハンバーグ
10枚セット(1枚150g)
冷凍半調理品 ステーキソース付き【73411A】