Contents
脂肪が体に悪いは間違い
私たちは、肥満になったり生活習慣病にかかると「脂肪(脂質)を減らしなさい」と教わってきました。豚の脂などの白い固形の脂はどうしても自分の体についた脂肪を想像しやすいからです。しかし食事に含まれる脂肪を摂取してそれが体の脂肪として直接蓄えられることは基本的にはありません。現代人の食生活では体内に蓄えられる脂肪の原因は「糖質(炭水化物)」なのです。糖質の過剰摂取こそが肥満や糖尿病、そして心臓病など多くの疾病の原因とされています。
三大栄養素とは「糖質」、「たんぱく質」、「脂質」です。必須糖質というものはなく基本的には摂取する必要はありません。肉や卵などからの良質なたんぱく質と脂質こそが本当に体に必要な栄養素なのです。
飽和脂肪酸が大事
脂質の約90%を占めるのが「脂肪酸」と呼ばれるものです。
脂肪酸は
- 「飽和脂肪酸」(saturated fatty acid)
- 「一価不飽和脂肪酸」(mono-unsaturated fatty acid)
- 「多価不飽和脂肪酸」(poly-unsaturated fatty acid)
に区別されます。これは脂肪酸の結合度合い「飽和度」をもとにした区別です。豚のラードやバター、そしてココナッツオイルなどにこの飽和脂肪酸が多く含まれています。飽和脂肪酸は非常に安定した脂肪酸で加熱に強く、酸化しにくいといった性質があります。
飽和脂肪酸の摂取はは血中の脂肪濃度をあげません。また体内に中性脂肪として蓄積されません。脂肪濃度をあげるのも、内臓脂肪や皮下脂肪を増やすのも、実は「糖質」のとりすぎが原因です。取り過ぎた脂肪は体外に排泄されてしまうだけです。
脂肪酸については「学問所通信第11回 食肉の栄養 -脂質編-」もご参考ください。
多価不飽和脂肪酸に要注意
多価不飽和脂肪酸は植物油などの常温で液体の油です。入手しやすさと液体で使いやすいことから加熱調理によく使われます。ただし多価不飽和脂肪酸は酸化しやすいのです。油が酸化してできる過酸化脂質は体によくありません。
多価不飽和脂肪酸を大量に含む植物油は、炎症を引き起こし、様々な生活習慣病を引き起こします。
一般に販売されている精製植物油には「トランス脂肪酸」という有害な脂肪酸も多く含まれています。
酸化したプラスチックをかじるようなものです。
健康な食生活が大事
健康にもっとも大事なことは健康的な食生活です。いますぐ植物油の使用をやめ、ラードやココナッツオイルなどの飽和脂肪酸の多い良い油で加熱調理することを心がけましょう。またココナッツオイルはそのまま食べてもおいしくとても健康に良い脂です。※ただし過剰な摂取にはどんな食品においても注意すべきです。
九州食肉学問所の飽和脂肪酸
九州産黒豚純焼きラードラード
【九州産黒豚の純焼きラード】は鹿児島黒豚からわずかしか取れない腹脂(leaf fat)のみを使用したラードです。低温で焼きじっくりと脂をとっています。臭みのないなめらかなラードです。炒めものにつかっていた油のかわりにご利用ください。肌のカサついた部分に塗ってもOKです。ラードの飽和脂肪酸は約40%で、オレイン酸である一価不飽和脂肪酸が約45%も含まれるため、おいしさ成分もたっぷりです。
有機バージンココナッツオイル
【GBA有機認証バージンココナッツオイル】はフィリピンの太陽の光をたっぷり浴びてそだったココナッツを低温圧搾後、発酵分離する昔ながらの方法でオイルを抽出したものです。香りが芳醇で非常になめらかなオイルです。ココナッツオイルは飽和脂肪酸が90%以上です。その中でも中鎖脂肪酸(とくにラウリン酸)が高く、栄養価の高いオイルです。また石鹸として体外から摂取するのもとても有効です。
【清水スタイル有機認証バージンココナッツオイル】は・・・作成中
有機バージンココナッツオイル石鹸
【GBA有機認証バージンココナッツオイル石鹸】
飽和脂肪酸セット
【セット内容】
・九州産黒豚の純焼きラード200g
・GBA有機認証バージンココナッツオイル 200g
・GBA有機認証バージンココナッツオイル石鹸 2個(1個110g包装時)