副腎疲労(adrenal fatigue)の怖さ

 

いまからちょうど一年前。

お盆の繁忙期を乗り越えたあと、私は立ち上がれないくらいの疲労感に襲われました。

眠れず、朝起きることができません。

仕事に集中もできません。 イライライライラ。

1時間も仕事を続けることができず、事務所で横になる。

コーラやチョコレート、そして栄養ドリンクを飲んでは、仕事をして、すぐに疲れて横になる。

一日休んでみて、一時的に体調はよくなりました。

それでも仕事にもどると、同じ症状がでます。

まったく仕事が前にすすみません。不安やストレスはつのるばかり。

 

「これはやばい」と思いました。

ただ、病院にいくよりも、私は「糖質制限食」にかけてみました。

糖質制限を始めてすぐに症状は改善しました。

仕事は変わらないのに、ストレスや悩みは吹き飛びました。

まったく疲れない体になりました。

睡眠もばっちりです。

 

私が体験したこの症状はいったいなんだったのだろう?とずっと気になっていました。 糖尿病ではなかったようです。
なにかこう、パワーがでてこない。慢性的な疲労でした。

それがなんだったのか、一年たってようやくわかりました。

 

ある本を読んでいて、ひとつの単語が目をひきました。

Adrenal Fatigue

なんかアドレナリンに関係のありそうな苦悩だと、単語のイメージで感じました。

そしてそれを調べてみると、

副腎疲労

という症候群だというのがわかりました。

 

副腎といえば、腎臓の上にちょこっとのってるステロイド系ホルモンを作る小さな内分泌器官ですね。

血糖値の維持にかかわる糖質コルチコイド(その一種のコルチゾール)、アドレナリンなどなど。体を奮い立たせる感じのホルモンです。
ホルモンについて」はこちら。

 

副腎疲労の症状としては、
・朝起きるのがつらい
・疲れがとれない
・倦怠感
・やらなければいけないことを考えるだけで疲れる
・性欲減退
・ストレス
・病気や怪我がなおらない
・立ち上がるときめまいがする
・お先まっくらだ
・コーラやチョコがないといきていけない
・ボーっとする時間が長い
・ちょっと前のことが思い出せない
・朝起きてすぐ活動できない
・昼食後ぼんやりする
・5時からようやく元気
・仕事がたまる一方

びっくりしました。一年前の私の症状と完全に重なります。
「5時から男」なんて栄養ドリンクのCMがありましたけど、まさに副腎疲労の方が欲する栄養ドリンクだったんですね(笑)

 

副腎疲労の原因として考えられるのは
・さまざまなストレスの蓄積
・糖質過剰な食生活&栄養不足
が大きいようです。
糖質過剰とストレスはお互いの関係も深いですね。自律神経も関係してくるでしょう。

これにより副腎がホルモンを出しすぎて、疲労してしまいます。
そして機能しなくなることで、慢性的な疲労の状態に陥ってしまうようです。

 

思い起こせば、仕事はストレスも多く、糖質過剰な食生活で、いつもイライラそして疲労感がありました。

徐々に副腎が弱っていき、それがお盆明けに爆発したのだと思います。

 

副腎疲労については、私も書籍を読み始めたばかりなので、今後詳しく調べていきたいと思います。

 

ひとついえることは、
ケトジェニックダイエットで低糖質&中たんぱく質&高脂質な食事をすれば、一発で改善するということです。

栄養ドリンクや甘いものに頼るまえに、病院で薬を処方される前に、「食事の改善」が最優先ですね。