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「15 “Health Foods” That Are Really Junk Foods in Disguise」
By Kris Gunnars
の要約です。
健康食品はジャンクフードのお忍び姿でしかない15のポイント
健康食品というものは世の中あまたあり、健康食品会社の売上もかなりのもんです。
最近ではコンビニなんかでも「低糖質」を歌い文句にした商品が増えてきましたね。
ビールなんかでも糖質オフ!なんてあります。
でもその実態は実はジャンクフード(もしくはそれ以下)のようですよ。
1:低脂肪や脂肪オフ加工食品
動物性脂肪が悪者にされて、脂肪が健康に悪いということになってから、この低脂肪という商品がものすごく増えました。
動物性脂肪が体に悪いなんて、いまやうそだったてわかっています。
でも食品加工会社はいっせいに低脂肪食品に取り組み始めました。
しかし、食品から脂肪を取り除くと、味がおそろしいものになると気づきます。
そこでそのかわりにたっぷりの砂糖(もしくは人工甘味料)を足したわけです。
低脂肪だけど、糖質過剰。そんな商品が溢れてます。
2:ほとんどのサラダドレッシング
野菜はヘルシーなのに、植物から精製された油をつかったドレッシングはトランス脂肪酸がいっぱい。
しかも味付けに砂糖や、香り付けに香料、その他化学調味料・・・
ノンオイルドレッシング・・・あなたはどう思います?
3:フルーツジュースは果実じゃないよ
りんご100%濃縮還元ジュース!ときくと健康そうですね。
でもそこにはほんとうの果物の影形すらありません。パッケージの絵だけです。
果物は化学反応でいろんな成分(ビタミンとか食物繊維とか)を取り除かれ、果糖だけになります。
それを水にうすめて、香料で香りづけ。 砂糖水です。
4:全粒粉が体にいいって?
ほとんどの全粒粉がほんとの全粒粉でないのです。
全粒粉はまさに小麦粉のように粉砕されます。
それは血糖値をあげます。小麦粉のパンも全粒粉のパンもGI(glycemic index)に大差はありません。
だからといってほんとうの全粒粉だからいいというものではありません。
近年の小麦はグルテンへの抵抗性が弱いひとびとによりひどいものになっています。
炎症をおこし、コレステロールを増加します。
他の材料にくらべ、まあ比較的健康という程度です。
5:コレステロールをさげる植物ステロール(Phytosterols)
植物バージョンのコレステロール、食物ステロール(フィトステロール)というもんがあります。
血中のコレステロールを下げる効果があるという研究があります。
この理由から加工食品の材料となります。そして「コレステロールを下げる」と喧伝されます。
しかしながら研究結果がしめすのは、コレステロール値を下げるにもかかわらず、心疾患や死亡のリスクを高めてしまう心循環系へ逆の効果もあるということです。
6:マーガリン
バターが動物性脂肪で飽和脂肪酸が多く体に悪いと間違って伝えられてから、健康の専門家はマーガリンを推し始めました。
マーガリンはトランス脂肪酸が多いのです。トランス脂肪酸は近年減少傾向にはあるのですが、それでも精製された植物油を多量に使っています。
マーガリンは食品ではないのです。
バターをマーガリンに変えたひとびとの心疾患による死亡が増えたことを示す研究もあります。
バター(できれば牧草肥育の牛からとれる)を使うのがのぞましいです。
7:スポーツドリンク
たいていのスポーツドリンクには電解物(塩)と砂糖がはいっています。アスリートには有効かもしれません。
でもほとんどの人々には塩分と糖分の過剰摂取をもたらします。
甘いソフトドリンクより健康的なイメージがありますが、あまりたいした差はないとわかっています。
水をのみなさい(笑)
8:低糖質食品
糖質制限ダイエットは近年どんどん盛んになってきています。
過去12年間の研究では、この糖質制限が減量と健康改善に効果的だと示しています。
食品加工会社はこの人気に目をつけます。
高度に加工された低糖質を謳っている食品(本文事例ではAtkins bars)の原材料のところをよく見てください。
もはや本当の食品と呼べないくらい、化学物質が入っています。糖質にかわるなにかひどいものばかりです。
9:アガベネクター
砂糖のかわりに人々が探しだしたものにアガベネクターがあります。
その天然の甘味料はアガベシロップ(主成分は果糖とブドウ糖)とも呼ばれます。
問題はこの原料となるアガベ。これは実は砂糖よりももっと、もっと悪い・・・
砂糖の問題点はフルクトース(fructose)の過剰にあります。50%です。
異性化糖(High Fructose Corn Syrup)のフルクトースの割合は55%です。
アガベは・・・・70-90%!
天然とあっても必ずしも健康によいものではありません。
10:菜食主義者用のジャンクフード
菜食主義者(Vegans)用の加工食品というものも世の中にはいっぱいあります。
菜食主義者用ベーコンなんてのもあります。
でも所詮加工食品だということは理解しておかなければなりません。
11:玄米シロップ(Brown Rice Syrop)
健康そうなイメージですが、それは違います。
このシロップは調理された米を酵素に晒しすことで、砂糖に変えたものです。
玄米シロップは 精製されたフルクトースではなく、グルコース(ぶどう糖)を含みます。
そのためGI値(glycemic index)が98です。血糖値を急激に高めます。
そして、なんの栄養もありません。
ステビア(stevia)、エリスリトール(erythritol)、キシリトール(xylitol)がまだましです。
12:加工オーガニック食品
不幸にも「オーガニック」という意味は、食品加工会社によってただの決まり文句に成り下がりました。
せっかくオーガニックなショ糖もただのグルコースとフルクトースです。なんの栄養もありません。
オーガニックとラベルに書いてあっても必ずしもヘルシーとは限りません。ラベルをよくみましょう。
13:植物油(ベジタブルオイル)
植物油はコレステロールを(短期的には)下げるともてはやされています。
でも血中コレステロールはリスク要因ではあるものの、病気そのものではないのです。
いくつかの研究では、これらの油はコレステロールを下げるにもかかわらず、心疾患やガンによる死の危険を高めることがあるそうです。
精製された植物油ではなく、ココナッツオイルやオリーブオイルがよいでしょう。
14:グルテンフリー
2013年の調査によるとアメリカ人の3分の1がグルテンを避けているようです。
ここにも食品加工会社が悪さをします。グルテンフリーをうたいながら、その他の血糖値を急激に上昇させる加工でんぷんを加えたりします。意味ありませんね。
15:朝食シリアル
朝食シリアル(たとえオールブランでも)が健康的と思うのは間違いです。
原材料のラベルをみてください。精製穀物、砂糖、人工化学物質しか使われていません。
ほんとうに健康的な食品には「ヘルシー」とは書いていないものです。