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昨日は尊敬する渡辺信幸先生が「林修の今でしょ!講座」に登場しました。
お声をお伺いするのは初めてでしたが、とても素敵な感じでした。
番組内容も面白い!とにかくわかりやすかったと思います。
※柳原可奈子さんはちょっと痩せましたね。
お肉の栄養の話がでました。
いま学問所通信でもお肉の栄養についてまとめています。
「学問所通信 特集コーナー」
実は次回2月15日発行する学問所通信で「ビタミン」の話をする予定でした。
今回の番組内容を踏まえて、ちょっとまとめてみたいと思います。
食肉の栄養
みなさんが比較的よく食べる、そして番組にも登場した部位の栄養成分表です。
含まれる栄養分は部位によっても異なります。
※空欄は測定未実施
ちょっと見にくい表で申し訳ないです。
食肉の5大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミン)の成分表になっています。
ざっとみると、豚肉は鶏肉よりも「水分」が多めです。これも番組でいっていましたね。水分が多いと傷みやすくなります。
またドリップも多くなってしまいます。
お肉よりもレバーのほうが格段に栄養価が高いですね。特にミネラルとレチノール。 レチノールは間違いじゃないかという感じです。まさに桁違いですね。
基本的にたんぱく質、脂質が豊富なのがお肉の特徴です。
豊富なたんぱく質が、皮膚の余分な水分を血管にもどし、むくみを解消するとおっしゃってました。
ビタミンとは
ビタミンとひとことにいってもいろんな種類があります。また当初はビタミンと思われていたものが、のちの研究で脂肪酸などだったりとわかったものもあります。
大きく分類すると、水に溶けやすい(水溶性)ビタミンと脂に溶けやすい(脂溶性)ビタミンがあります。
水溶性ビタミン
ビタミンB類やビタミンCが水溶性ビタミンです。
表記していませんが、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B5)、ビオチン(B7)、葉酸(B9)も水溶性ビタミンに分類されます。
ビタミンCやビタミンB類はある程度過剰に摂取しても尿として排出されるため、問題ないとされているようです。
不足すると様々な問題がでますが、基本的にあまり不足するということがなく、影響が詳しくわかっていないケースもあります。
人間のエネルギーの代謝を助ける補酵素の役割をします。
脂溶性ビタミン
レチノール(ビタミンA)、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが脂溶性ビタミンです。
脂に溶けるので過剰摂取が問題になります。健康的に生きていくうえで様々な役割を果たします。
ビタミンの作用
疲労回復にビタミンB1
番組の中でビタミンB1が疲労回復によいとでてきました。
ポイントは豚肉に多い。 水溶性ビタミンということです。
豚汁が登場しましたね。
豚汁は水に融けだしたビタミンB1もお汁を飲むことでのがしません。
ビタミンB1は細胞の中のミトコンドリアがエネルギーをつくるのを助けます。不足すると筋肉痛や肩こり、目の疲れ、エネルギー不足になります。
また体の中にたまった老廃物を排泄する役割もあるようです。
貧血にはビタミンB12と葉酸
上記表では測定をしていないのですが、鶏肉にビタミンB12と葉酸も豊富なようです。
ビタミンB12が不足すると重度の貧血をもたらすことで知られています。
葉酸も不足すると悪性貧血の原因となります。
乾燥肌にはビタミンA
レチノールはビタミンAとも呼ばれます。ニンジンなどにカロテンとして含まれているのもビタミンAです。
夜盲症にもいいのですが、皮膚や粘膜の角質化と皮膚の異常乾燥を防ぎます。
摂り過ぎると、皮膚の荒れ、痒みの原因になります。
脂溶性のため蓄えられるビタミンなので過剰になる危険もあります。ちょっとやっかいですね。
これ以上書くと、番組の丸パクリになり怒られそうなので、このあたりで。
最後にカルニチンについてだけ(笑)
生理活性物質
カルニチンは食肉に含まれる生理活性物質と呼ばれるものです。
実は赤身の牛肉にもっとも多く含まれます。
100g中
牛肉 135mg
豚肉 65mg
鶏肉 40mg
カルニチンは長鎖脂肪酸がミトコンドリアの中に入り、エネルギーの材料となるのを助けます。
長鎖脂肪酸はいわば、私たちが内臓や皮膚の下に蓄えている脂肪です。
この脂肪がミトコンドリアの中に入るのを助けます。
まさに脂肪燃焼効果があるといわれる所以ですね。
もっと書きたいことがやまほどありますが、ここらへんで。
ちなみに番組の最中に、豚汁がでてきましたが、ちょうどその時、豚汁を食べてました。
びっくりしました(笑)
まあ、我が家は「豚脂汁」なんですけど。