イタリア産の長期肥育豚が入荷しました。
肥育期間はなんと270日オーバー。
日本の三元交雑種(いわゆる白豚)の肥育期間は180日です。
バークシャー種(いわゆる黒豚)の肥育期間は240日です。
とうもろこし中心に育てる日本の白豚は、体重が110kgを超えると、脂身がどんどん増えていきます。
なので、その前に出荷します。
ちなみに黒豚はさつまいもを食べて育つイメージがありますが、それはほんとうに高級品の黒豚(沖田黒豚農場とか)。
ふつうの飲食店では召し上がれません(鹿児島市内ですら)。
ほとんどが穀物飼育の安い黒豚です。
このイタリア産長期肥育はイタリアの血統登録書にて生ハムとして認められた品種のみ使用しています。
産地はロンバルディア州のクレモナです。イタ~リア~ンな感じですね。
じっくりゆっくり育てることで、脂身は予想外に少ないです。
しかも脂身に不飽和脂肪酸が多く、融点が低いので、うまみがあり、舌触りのよい脂身です。
さっそくパンチェッタ(塩漬け)を仕込んでみたいと思います。
その前に試食してみました。
油を一切つかわず、豚からでるラードのみでディープフライしていきます。香りがいいです。
前評判に違わず、とてもおいしい豚肉でした。臭みもまったくありません。
パンチェッタの出来上がりも楽しみです。