スーパー糖質制限で江部康二先生講演会に望みます。

3月1日開催「糖質制限・江部康二先生講演会」を江部先生のブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」でもご紹介いただきました。
すでに全国よりお申込みがあり、ビックリしております。大分の方はぜひご参加ください。

 

私事ですが

12月初旬から先日まで「スタンダード糖質制限」に戻しておりました。

そして昨日から「スーパー糖質制限」をあらためて実践しております。

ただいま体重90kg。 12月から全然変わってません(笑)

「スーパー糖質制限」で体重をできれば70kg台にのせた上で、江部先生の講演会の臨みたいと思います。

キーワードはもちろん「おいしく、たのしく」です。

 

思い起こせば4年前です。妻が下記の書籍を購入してきました。

「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編 – 糖質制限食の応用法-」 江部康二著 東洋経済新報社

「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。 – 現代病を治す糖質制限食-」 宮本輝/江部康二著 東洋経済新報社

 

この本を見て、妻が食事を提供しようとしたとき、私は思わず一喝してしまいました。

「俺は糖尿病じゃねぇ!」

と(笑)

 

それが今や家族にもそして周りにも「糖質制限食」をすすめているのですからおかしなものです。

 

でも私の一喝もそれは仕方ないことです。

 

糖質とはなにかと聞かれて頭にパッと思い浮かべるのは「砂糖」です。ケーキやチョコレートなどの甘いものです。

この段階では、「ああ、やっぱり甘いものは控えないとなあ」といくぶん肯定的になります。

 

しかし糖質がいわゆる「パン」や「パスタ」などの小麦製品、「ごはん」、「じゃがいも」などの穀物(でんぷん質という意味で)ということを知るに至っては、

「そんなん絶対無理やん、何食べればいいん?!」

という拒絶反応に変わってしまいます。

 

そして糖質制限食やMEC食は「肉」や「卵」そして「チーズ」などの「太る」代名詞の食品を積極的に取ることをすすめます。

 

これはいまの常識ではなかなか受け入れられるものではないと思います。

 

私だって厄年に体調が悪くなってはじめて藁をもつかむ思いではじめたのですから、いま一般的に「自分は健康的だ」と思っているひとに理解してもらうのは難しいと思います。

まあ、本当に健康的な体を保っているひとは、運動量が多かったり、基本的に糖質摂取が普通のひとより少なかったりするので、「それって普通じゃないの?」的なイメージもあるとは思います。

 

私ほど肥満にならないとしても、全世界で肥満人口は増えてきており、それに伴う糖尿病、心臓疾患などの生活病が大問題になり、社会保障費が年々増加する一方であることを踏まえると、基本的に「糖質過剰」な食生活が問題の根底にあるのだと思います。

 

栄養学や生化学の本には「糖新生」の項目がかならずあります。

そして糖新生は「人間は血中のグルコースや肝臓のグリコーゲンが枯渇すると、大部分の糖質を糖質でない物質から作り出すことができる」ともあります。

外部からかならず摂取しなければならない必須アミノ酸や必須脂肪酸などがあるのと違って必須糖質というものがないのも頷けます。

 

インスリンの分泌を直接促すのは糖質だけです。

摂取された炭水化物はアミラーゼによって糖質に変わります。

血中にとり込まれた糖質は血糖値を急上昇させ高血糖状態にします。

インスリンがそれを脂肪(一時的にグリコーゲン)に変えることで血糖値をこんどは急下降させ低血糖状態にします。

問題はこの高血糖状態と低血糖状態が糖質摂取後、ある程度の間、繰り返されることです。

この繰り返しの途中で空腹状態が起き、さらに糖質を欲求します。糖質過剰のメカニズムですね。

もちろん、高血糖状態であること、もしくは低血糖状態であることそれ自体もとても危険です。

 

オフィスワークが多い現代人が、糖質過剰であり、昼食後眠たくなり、気力が湧きにくいのも血糖値の乱高下がもたらすものです。

 

しかもこの血糖値の乱高下が血管を傷つけ、たまった脂肪とともにさまざまな生活習慣病(アルツハイマーを含め)を引き起こします。

いまは痩せていても、炭水化物中心の生活で体の中はボロボロかもしれません。健康だとおもっているのもただの思いこみかもしれません。

不健康と認識していても、「風邪ひくくらいで、たいした病気しないし、歳だからしょうがいない」と思いこんでいる場合もあると思います。

若年層の糖尿病やアルツハイマーが増えてるのも理由は明白ですね。

 

私は糖質制限を無理にひとに押し付けようと思いません。
人間本来の食事という選択肢を理解してもらったうえで、自分の好きな栄養素を中心に各個人健康的な生活を送れればそれでよいと持っています。

 

微力ではありますけども、大分で糖質制限をしようと思う方には出来る限りのサポートはしたいと考えています。今回の江部先生のセミナーを大分で開催できることになったのはとてもうれしいです。

みなさんのご参加をお待ちしております。

 

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